コラム
TikTok(ティックトック)広告について調べてみた!2021年最新版
TikTok(ティックトック)は、Z世代(1990年代半ばから2000年代の初めに生まれた若年層)を中心に世界中で大流行しているショートムービープラットフォームですが、広告の媒体としても注目されていることをご存じでしたか?
今回は、TikTokの広告について調べてみました。
目次
TikTok(ティックトック)とは?
TikTokの広告を調べる前に、まずはTikTokについてまとめてみます。
TikTokはモバイル向けのショートムービープラットフォーム
TikTokとは、ユーザーが作成した15秒から最長で60秒程度の動画を、自由に公開することができるショートムービープラットフォームです。
現在は150の国と地域・75言語に対応していて、幅広い層のユーザーに利用されています。
モバイルアプリの動向調査会社Sensor Tower(センサータワー)が2020年4月に発表したアプリストアのデータによれば、TikTokのアプリダウンロード数が20億を上回りました。
また、調査企業Apptopiaが2021年1月に発表した2020年の世界のアプリランキングでも1位を獲得していて、世界中で大人気のアプリになっています。
出典 センサータワー2020年4月29日付センタータワーブログ
フォーブスジャパン 2020年1月8日付ビジネス投稿記事
TikTokは、ユーザーが投稿した15秒から60秒程度の短い動画に対して、それを見た人がコメントや“いいね”などのアクションをすることができます。
コメントや“いいね”といったアクションのほかにも、気に入った投稿ユーザーに対して「フォロー」するというアクションをすることもできます。
「フォロー」をすると、「フォロー」をした人の情報が自分の画面に優先的に表示されるほか、「フォロー」した投稿ユーザーの動画をまとめて見ることができます。
「フォロー」している人の数をフォロワー数と言いますが、TikTokでは、このフォロワー数が人気のバロメーターになっていて、中には、500万や1000万を超えるフォロワーを持っている投稿ユーザーもいます。
TikTokのレコメンド機能
TikTokの優れた機能として、ユーザーとコンテンツをマッチングさせるレコメンドという機能があります。
このレコメンド機能は、ユーザーの興味に合わせてTikTokが選んだ動画が表示される仕組みで、「おすすめ」フィードにアクセスすると、自分に興味や関心のある動画が自動で表示されるため、TikTokを利用するユーザーは好きなコンテンツやクリエイターを簡単に見つけることができます。
レコメンド機能のように、ユーザビリティ向上を目的として機械が自動でデータを学習し、改善していく技術が、TikTokの広告配信にも活用されています。
TikTokにはどんな広告が出せる?
続いて、TikTokにはどんな広告が出せるのか、TikTokの広告の仕組みについて紹介していきたいと思います。
TikTokには大きく分けて2つの種類の広告があります。
- 予約型広告(純広告):TopView、起動画面広告、#Challenge(ハッシュタグチャレンジ)、Branded Effect(ブランドエフェクト)など
- 運用型広告(セルフ型オンラインアカウント広告を含む)
この中でも今回は、セルフ型オンラインアカウント広告プラットフォーム「TikTok For Business」について、ご紹介します。
「TikTok For Business」とは?
セルフ型オンラインアカウント広告プラットフォーム「TikTok For Business」とは、マーケティングソリューション(マーケティング活動の課題改善)を実現するプラットフォームで、TikTok、BuzzVideo(バズビデオ)及びPangle(パングル)を介した多数のアプリへの広告配信を全てオンライン上でできるセルフサービスの広告です。
また、運用型広告とは、リアルタイムで入札額や広告素材を変更しながら改善し、最適な運用をしていく広告のことです。
広告主が設定する予算や入札額に応じて、誰にどのような広告を配信するのか、ということを、広告の効果を見ながらフレキシブルに対応する広告配信方式を取り入れています。
「TikTok For Business」のターゲティング
「TikTok For Business」では、高度なターゲティング(広告対象の絞り込み)を行い、広告の反応や効果を向上させています。
具体的には、ユーザーの行動、興味関心などからデータを組み合わせて、広告とのマッチングが高いユーザーの絞り込みを行います。
これによって広告主の商品やサービスに合うユーザーに対して、的確に広告を配信することを可能にしています。
ユーザーターゲティングの設定については、システム側が自動的に行ってくれるので、広告主は細かい設定をしなくても、予算や目的にあわせて自動的に最適な広告を配信することができます。
「TikTok For Business」の配信先プラットフォーム
「TikTok For Business」では、TikTokやBuzzVideoといったアプリや、モバイル広告プラットフォームPangleに配信できます。
それぞれの配信先プラットフォームについてご紹介します。
TikTok(ティックトック)
TikTokは先ほど紹介した通り、モバイル向けのショートムービープラットフォームです。
ユーザーが興味や関心のある動画が自動で表示されるため、広告も自然に見ることができるのが特徴です。
参考:TikTok For Business TikTok活用事例
BuzzVideo(バズビデオ)
ミドル世代の男性に支持されているアプリがBuzzVideoです。
BuzzVideoユーザー白書によると、BuzzVideoのユーザーは、一人リラックスタイムに利用することが比較的多く、広告への反応も良いという調査結果が出ています。
参考:【BuzzVideoユーザー白書】ミドル世代にBuzzVideoが選ばれる理由とは。
Pangle(パングル)
Pangleは、TikTok・BuzzVideo以外のさまざまなジャンルのアプリに動画広告を配信できるモバイル広告プラットフォームです。
ゲームアプリや音楽アプリなど、多様なジャンルのアプリに広告配信できるため、アプリ事業主を中心に、あらゆる広告主に対して効率的に質の高い新規ユーザーの獲得ができるソリューションを提供しています。
参考:TikTok For Business Pangle活用事例
TikTok、BuzzVideo、Pangleにどうやって広告を出す?
では、実際に広告を出す方法についてご紹介します。
出稿できる広告フォーマットは、基本的には動画です。
中には「動画広告の素材を持っていない、動画広告を作ったことがないのでうちの会社でTikTokに広告を出すのはむずかしい」と思っている方もいるかもしれません。
でも、そんなことはありません。
広告を出すことは思いのほかカンタンです。
アカウント登録と初期設定はすべてオンラインで完結できる
アカウント登録・作成〜広告配信の初期設定をすべてオンライン上で完結できる仕組みになっています。
申込の際に、書面で契約書に記載や捺印をしたり、会社情報やアカウント登録の書類を作成したりする必要がありません。
時間のロスを最小限にして、カンタンに広告を始めることができます。
静止画だけで動画広告を自動生成
広告を配信するには動画の広告素材が必要になります。
動画広告用の素材は作っていない、持っていない、という方も多いと思いますが、動画広告用の素材が無くても広告出稿が可能です。
80種類以上の動画テンプレートが用意されているため、画像とテキストを使って、時間もコストもかからず、カンタンにオリジナルの動画広告を制作できます。
広告の運用管理はシステムにお任せ
デジタル広告を運用する場合、通常はターゲティングなどの細かい設定が必要になりますが、「TikTok For Business」の場合、システムにお任せして運用管理が簡単に行える仕組みになっています。
まとめ
TikTokはZ世代を中心に世界中で大流行しているショートムービープラットフォームです。
企業や広告主は、動画広告の媒体としてTikTokを活用することができます。
セルフ型オンラインアカウント広告プラットフォーム「TikTok For Business」では、TikTokのほかにも、BuzzVideoやPangleがあり、企業や広告主は、自社の商品やサービスに合わせて効率的な広告を出すことができます。
アカウントの作成や広告の配信の初期設定を全てオンラインで完結でき、豊富なテンプレート素材を活用した使った動画広告素材の制作、運用管理をシステムにお任せできるなど、はじめて動画広告を出す企業の担当者でもカンタンに広告を運用することが可能です。
手軽に出稿できるプラットフォームとして、「TikTok For Business」を検討してみるのも良いと思います。